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3月のまとめ
・3月に読んだ本
合計7冊。 ¥7,340

「反原発」の不都合な真実 / 藤沢 数希 ¥735

「反原発」の不都合な真実 (新潮新書)

藤沢 数希 / 新潮社

スコア:


僕の妹は漢字が読める / かじいたかし ¥105(Book Off)

僕の妹は漢字が読める (HJ文庫)

かじいたかし / ホビージャパン

特に感想はありません。 アイディアに構成が追い付かないよくあるパターン。

スコア:


世界は感情で動く / マッテオ・モッテルリーニ ¥1,680

世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)

マッテオ・モッテルリーニ / 紀伊國屋書店

行動経済学について、多くの事例や実験結果で面白く説明した本。 人の認知の歪み(バイアス)について、あるあるネタの宝庫でした。 こういう本を読むと、自分が信じられなくなって、情緒不安定になりますな〜(笑)

スコア:


ロード買うなら業界一の自転車バカに訊け! / 菊地 武洋 ¥1,365

ロード買うなら業界一の自転車バカに訊け!

菊地 武洋 / 小学館

メーカーが何処でコストダウンしてるとか、ぶっちゃけ過ぎで笑った。 まあ、ロードバイクには乗ってるけど、自転車が走る仕組みとか全く知らない自分としては、パーツの話は結構勉強になった。

スコア:


ロード乗りこなすならもっと業界一の自転車バカに訊け! / 菊地 武洋 ¥1,365

ロード乗りこなすならもっと業界一の自転車バカに訊け! (ROADBIKE BESTBUY BOOK)

菊地 武洋 / 小学館

危険な発言は相変わらずだけど、自転車が持っている性能をきちんと引き出すためにやるべきことが解説されていて、自転車メカ初心者には勉強になります。 あと、最高級の自転車は本業で金を稼いでいる中年のおっさんが買うもので、貧乏な若者は手を出す必要がないって割り切りが、個人的には好感度高い。 高いパーツは走るためじゃなくて自慢するためってね。 目的と手段がある意味一致してる(笑) 自転車のパーツって、精密なメカの世界で、それが結構面白い。 今まで、機械時計を趣味にしている人をちょっとバカにしてたけど、反省。 そこまで精密さを極めたもの要らなくね? コスパ悪すぎwww って思ってました。すみません。 まあ、買わないけど。

スコア:


フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。 / きたみ りゅうじ ¥1,470

フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。

きたみ りゅうじ / 日本実業出版社

面白かった。 著者の本は、最近手を付けてなかったんですが、これは評判が良いらしいと聞いて読んでみた。 分かりやすいし、所々にブラックが入ってるのも良い感じだし、評判通りの良書でした。

スコア:


サクラダリセット4 / 河野 裕 ¥620

サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY (角川スニーカー文庫)

河野 裕 / 角川書店(角川グループパブリッシング)

今回は短編集。 話自体は何と言うこともないんですが、今までの話でキャラ立てが成功してるので、それなりに読めてしまう。 で、サラッと重要なエピソードを挟むとか、上手いですな〜。

スコア:

# by kamikawa00 | 2012-03-31 19:44 | 読書 | Trackback | Comments(0)
【雑感】原発関連メモ
『「反原発」の不都合な真実』という本を読んだので、メモ。

「反原発」の不都合な真実 (新潮新書)

藤沢 数希 / 新潮社

スコア:


内容を乱暴に要約すると、今の日本で脱原発しても良いことないよ~、という話。 原子力技術、自然エネルギー技術、放射能の健康影響、脱原発の経済的影響など様々なデータを元にして書かれており、拙速な脱原発に対するカウンターとして有効な議論だと思った。 でも、個人的にはこのレベルの議論では、まだまだ不満。 というわけで、以下に、疑問点とか書きます。 (全体的に批判チックになってるけど、そんなに悪い本ではないです。 近視眼的な「原発=悪」の図式の外から書かれているだけで、かなり好感度高し。)

1. 放射能の健康へのリスク
本書では、原発事故による死亡リスクを、タバコや交通事故や大気汚染由来の死亡リスクと比較している。 それによると、100ミリシーベルトの被曝が原因で死亡する確率は、タバコが原因の病気で死ぬ確率はもちろん、交通事故や大気汚染による死亡よりも低いのだという。 確かに、原発を無闇に恐れる必要はないって意味では説得力があるのだけど、本質的には比較する意味がないデータだと思う。

その理由は、原発事故ってのはブラックスワンだと考えられるから。 ブラックスワンというのは、確率論や従来からの知識・経験からでは予測できない極端な現象が発生し、それが人々に多大な影響を与える事象こと。 交通事故や肺ガンのリスクって、事象がベルカーブに分布してるので、ある行為なり状態なりのリスクは一定で、統計を元に一般化が可能。 でも、ブラックスワンは、ある一点が突出して、統計全体に破壊的な影響を与えるので、平均を取る意味が無い。 世界の富の9割を1割の人間が握っているような場合、一人あたりの富の平均を出しても意味が無いのと同じ。

ブラックスワン的に大きな原発事故を考えた場合、100ミリシーベルトって被曝量にどんな意味があるのか判然としない。 そんな数値を、タバコと比較してもねぇ・・・。

経済に明るいはずの著者が、ブラックスワン的な観点で検討していないのは、残念。

<蛇足>
池田信夫センセによると「福島原発は東日本大震災というブラックスワンを乗り切ったので、そういう事象にも耐性があるのが証明された」とのこと。 ・・・そりゃあ運が良かっただけと言うものでしょうよ。 あんなギリギリの線で持ちこたえたものを、そんな風にドヤ顔で言われても、説得力無いよなぁ。

http://blogos.com/article/9533/


2. 原発事故の原因
著者によると、原発事故の原因は地震や津波ではなく、人為的なものが大きいと言う。 今まで起きた大きな原発事故は、単純なミスに足元をすくわれて起きているとも。 技術的には自然災害に耐えられるから、原発をそんなに不安視する必要はないよ、と言うことを言いたいのでしょう。

でも、これは逆に絶望的な気持ちになる。

普通に考えて、人の問題の解決が一番難しい。 技術的な問題よりもずっと。 後知恵バイアスが効いてるから、地下に予備電源施設があるとか、単純なミスに見えるだけ。 なんで、誰も指摘できなかったのさ? あるいは、指摘されたとして、それに基づいてちゃんと対策ができなかったのは、何故なんだい?

脳科学や、それを応用した行動経済学の研究によって、人の認知は様々なバイアスによって歪められ、正しい判断/行動ができないことが明らかになってるはずなんだよね。 それはつまり、大規模な自然災害が無くても、事故は起こり得るということ。 これまた、経済学に明るいはずの著者が、なぜかこの観点をスルーしてる。


3. 核燃料サイクルの話
僕の知る限り、核燃料サイクルって実質的には破綻してると思うんだが、著者はこれが実現目前かのように書いてる。 もんじゅとか、何兆円もかけてまだ1ワットも発電してないんだぜ・・・。 稼働予定を何回先延ばしにしているのか分からないくらいだし。 まあ、これについては僕も印象論で語ってるので、本当のところは良くわからないのですけど。

ちなみに、自然エネルギー推進派の人達(の一部?)は、自然エネルギーがすぐにでも原子力や火力発電より安くなると言う。 これはどう考えても、誇張が過ぎる。 でも、著者もこれと同じことを、逆方向でやっているだけな気がする。 原子力の未来について書かれた章を読んでいると、そんな印象を受ける。


4. 今のところの個人的な意見のまとめ
今の日本で即座に脱原発というのは、意味が無いと思う。 これは僕の意見としては確定事項。

問題は、今後どうするかということ。 これの判断がつかない。

原発を続けるのか、自然エネルギーへ移行するのか。
原発を続ける場合は、高速増殖炉みたいな(一見)危ないものの開発を続けるのか。(どちらに進もうとも、核廃棄物処理はあるので、これはどのみちやる必要がある。)
最終的には、核燃料サイクルの完成と、自然エネルギーの経済性獲得、どちらの期待値が高いかという問題になるのだと思う。

個人的には、核燃料サイクルの完成は望み薄な気がするけど、その場合、どの程度の安全性で核燃料廃棄が可能なのかが焦点になる。 海溝に投棄すれば解決すると言う人もいる(池田センセね)けど、それは流石にどうかと・・・。 また、人為的なミスを防ぐ方策が打たれたとして、それをどう評価すれば良いのか。 ブラックスワン的な事象の影響についても同様。 良くわからんがな~。

一方、自然エネルギー。 原発データと同じように、過大評価されてると思うんだけど、本当の実力が未知数なんだよね。

まあ、この辺は今後の勉強課題ということで一つ。
# by kamikawa00 | 2012-03-08 01:21 | 雑感 | Trackback | Comments(0)
2月のまとめ
・2月に読んだ本
合計11冊。 ¥12,469

あんしん・お気楽!年金15万円のゴージャス生活 / 中町 敏矢 ¥1,470

あんしん・お気楽!年金15万円のゴージャス生活

中町 敏矢 / ぱる出版

行政の高齢者向け支援が手厚すぎてワロタ。 こういう知識が広まることが現役世代にとっては悪夢。お年寄り各位におかれましては、将来の不安をタネにした商品を積極的に購入して、景気回復に貢献していただきたく。(不謹慎失礼)

スコア:


暇と退屈の倫理学 / 國分 功一郎 ¥1,890

暇と退屈の倫理学

國分 功一郎 / 朝日出版社

暇とは何か、退屈はどこから来るのか、人は退屈とどう付き合えばよいのか。 そんな疑問に人類史やら経済思想やら哲学やら、各種の議論を渡り歩いて考察すること350ページ。 これは哲学。 でも、暇とか退屈とかをここまで大々的に論じられると、若干引く。 論理展開が面白いので、最後まで読んでしまったけど、暇とか退屈とか、正直、どうでもいいことなんですよね。個人的には。多分、著者はそういうことが気になって、仕方がないんでしょう。 完全に哲学者っていう病気(笑)

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無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法 / 勝間 和代 ¥105 (Book Off)

無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法

勝間 和代 / ディスカヴァー・トゥエンティワン

今や駄本乱造してるイメージのある勝間さんですが、出世作である本書は、流石の出来。 変なメソッド名も付いてないし、自慢も控えめでクドくない。 勉強を続けるための仕組み作りの重要性は変わらないので、内容が全然風化していない。 あと、この本、ここに書かれていることを実践できれば、外資系に勤めるエリート社員みたいな仕事が出来るようになりそうと思わせるところは、素直に凄いなと思う。 実際そんなことはあり得ないのにね(笑)まあ、思考力がどうのこうのという本よりは、大分良いと思いますが。

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無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法 / 勝間 和代 ¥105 (Book Off)

無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法

勝間 和代 / ディスカヴァー・トゥエンティワン

うーむ、これは誰得の本なんだぜ? 流石に家庭持ちリーマンには実践不可能なことが多すぎ。 勝間さんの初期の著作って、一般人でも実践出来そうなことが書かれてるんだと思ってたけど、この時点でコレなのか。

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JOJO’S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN / 西尾 維新 ¥1,470

JOJO’S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN

西尾 維新 / 集英社

『ジョジョの奇妙な冒険』のDIOが、プッチ神父に残した手紙という体裁で書かれた外伝小説。 西尾厨の僕でも、これの擁護は難しいな。 マンガで結末を知ってるだけに、それをなぞってるだけにしか思えん。 西尾維新が書いた意味が皆無。 西尾維新は、デスノートのノベライズが結構面白かったので、どうしちゃったの?という感じ。

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サクラダリセット3 / 河野 裕 ¥105 (Book Off)

サクラダリセット3 MEMORY in CHILDREN (角川スニーカー文庫)

河野 裕 / 角川書店(角川グループパブリッシング)

面白かった。 超能力者が集まる街"咲良田"を舞台に、世界を3日間巻き戻すチート能力「リセット」を持つ少女と、絶対に物事を忘れない少年が、事件を解決したり、超能力を管理する当局と戦ったりする~的な話。 3巻は過去編。 1、2巻は、主人公の2人が何がしたいのかよく分からず、あまり面白くなかったけど、3巻でまさかの大逆転。 無口/無感情キャラの主人公達を丹念に掘り下げて、凡百ラノベのテンプレキャラとは一線を画す出来。 御見逸れしました。 3月に出る7巻が最終巻らしいので、続きを読んでみますわ。

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なれる!SE〈6〉 / 夏海 公司 ¥599

なれる!SE〈6〉楽々実践?サイドビジネス (電撃文庫)

夏海 公司 / アスキーメディアワークス

つらいな〜。 キャラクターの描き方も、ストーリーもワンパターンというか、テンプレを脱せてない。 各キャラクターにフォーカスを当てた短編集かと思いきや、あまりキャラが深まってもいないし。 流石に潮時のような気がしてきた。

スコア:


アナタはなぜチェックリストを使わないのか? / アトゥール ガワンデ ¥1,680

アナタはなぜチェックリストを使わないのか?【ミスを最大限に減らしベストの決断力を持つ!】

アトゥール ガワンデ / 晋遊舎

医師である著者が、手術の現場にチェックリストを導入した経験を元に、その有用性を説いた本。 航空機や建築のように、複雑でミスが許されない分野のものを手本に、その運用まで考慮していて、興味深い。 この本で面白いのは、チェックリストをコミュニケーションやチームビルディングの手段として捉えているところ。 でも、現実にはチェックリストって、ただ面倒くさいだけの代物として存在している。 それって、チェックリストが事務処理の一つとしか認識されてないからだと思う。 そして、チェックリストに頼る事が、自分の能力不足のように思えることとか、仕事が硬直化して不測の事態への対処能力が削がれるのではないかという不安とかね。 でも、コミュニケーションの手段としての視点とか、実際は難しい問題に集中できるという意義とかは見直されていい気がする。 ただ、良いチェックリストの作り方について、あまり詳しく書かれていないんですよねぇ。 まあ、それを差し引いても、良い本だとは思いますが。

スコア:


論文はデザインだ! / 渡邉 研司 ¥2,000

論文はデザインだ! (建築文化シナジー)

渡邉 研司 / 彰国社

特に感想はありません。


オックスフォード大学・ケンブリッジ大学の入試問題 / ジョン ファーンドン ¥1,680

オックスフォード大学・ケンブリッジ大学の入試問題 あなたは自分を利口だと思いますか?

ジョン ファーンドン / 河出書房新社

特に感想はありません。


クルーグマン教授の経済入門 / ポール クルーグマン ¥1,365

クルーグマン教授の経済入門 (ちくま学芸文庫)

ポール クルーグマン / 筑摩書房

面白かった。経済にとって大事なことは、生産性、所得配分、失業、これだけなんだってさ。そう言われると、まあ納得なんだけど、じゃあ市井の経済にひょーろんかさん達が、さも大事そうに語ってるアレやソレは何なのさ? うん、多分ちゃんと理解出来てないなあ。

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# by kamikawa00 | 2012-02-29 19:00 | 読書 | Trackback | Comments(0)
1月のまとめ
・1月に読んだ本
合計4冊。 ¥6,385

少ないのは、忙しかったのと、『フリーエージェント社会の到来』がやたらぶ厚かったせい。

グアルディオラのサッカー哲学 / フアン・カルロス・クベイロ ¥1,575

グアルディオラのサッカー哲学

フアン・カルロス・クベイロ / 実業之日本社

微妙~~。 そりゃあグアルディオラは凄い人ですよ、文句なんかありはしないし。 でもさ、それをひたすら褒めてるだけな本に、何の意味がある?

スコア:


絶望の国の幸福な若者たち / 古市 憲寿 ¥1,890

絶望の国の幸福な若者たち

古市 憲寿 / 講談社

面白かった。 乱暴に要約すると、老人たちが言うところの「若者は不幸だ。社会はこう変わるべき」論なんてクソで、若者は若者で勝手にヨロシクやってますよ、って話。 今まで読んだ若者論の中で、一番個人的な感覚に近い。 走り続けないと取り残されてしまう焦燥感がある一方で、日本ではその競争を降りても、多くを求めなければ、ある程度のところで生きられてしまう。 だから、若者は1億円損してるとか、雇用を流動化して老人の持つ正社員という既得権益を奪い取るべきとか、ベーシックインカムがどうとか言われても、「なるほど」と思いはすれども、特に動く気にならない。 そんな感じの考え方に、ある程度の裏打ちを与えてくれる、有難い本でした。 いや、戸愚呂弟的には「危機感が足りない。」なのかもしれないけど。

スコア:


浜村渚の計算ノート / 青柳 碧人 ¥610

浜村渚の計算ノート (講談社文庫)

青柳 碧人 / 講談社

数学教育が放棄された社会で、天才数学少女が数学テロに立ち向かう、的な話。 纏まってて良かったんだけど、面白いかは微妙。 デビュー作らしいので、今後に期待。 将来、直木賞でも取ったら、「デビュー作から知ってます」と、ドヤ顔することにします。

スコア:


フリーエージェント社会の到来 / ダニエル ピンク ¥2,310

フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか

ダニエル ピンク / ダイヤモンド社

2001年の本。個人的には、橘玲の著作で度々参照されてる本としておなじみ。 これからの時代、会社だけが仕事じゃ無いですよ〜。 個人で、あるいはマイクロ法人で、組織に縛られることなく自由に働く道もありますよ~、という話。 発表されたのは約10年前で、今や目新しい内容ではなくなってるけど、話としては面白かった。 思えば、僕が就職活動してたのもこの本が出版された時期で、既に日本でも、この本のような主張が方々でなされていた気がする。 「会社に依存しない、ポータブルなスキルを身に付けるべき」とかね。 でも、10年経った今、残念ながらフリーエージェント社会は到来していない。 ということは、この手の論は、何かを見落としているのではないか。 思うに、こういった話って、人間の保守性や怠惰性を過小評価している気がする。 と、全力で怠惰を極めようとしている僕は主張してみます。

スコア:

# by kamikawa00 | 2012-02-03 00:02 | 読書 | Trackback | Comments(0)
12月のまとめ
・12月に読んだ本
合計6冊。 ¥6,687

恋物語 / 西尾維新 ¥1,365

恋物語 (講談社BOX)

西尾 維新 / 講談社

うーん、何だか肩透かしを食らった感じ。 主人公は受験勉強してるだけだし、ラスボスの倒し方も、有りっちゃあ、有りだけど、イマイチっちゃあ、イマイチ。 こんな中途半端で終わって良いのか?と思いきや、まだ続くらしい。 小説は何巻以上が蛇足なんでしょうか? この本で露呈したのは、メインヒロインであるところの戦場ヶ原さんが、キャラクターとしてこれ以上深まりようがないという構造的な問題。それがここに来て足を引っ張ってるなあ、と。 まあ、ここまで長く書くつもりも無かったろうから、仕方がないことではありますが。

スコア:


パオロ・マッツァリーノの日本史漫談 / パオロ・マッツァリーノ ¥1,500

パオロ・マッツァリーノの日本史漫談

パオロ・マッツァリーノ / 二見書房

この人の本を読んで長いけど、どこに向かってるのか、分からなくなってきたなあ。 いや、小ネタとしては凄く面白いのだけどね。 ちゃんと社会学してるし。

スコア:


自分のアタマで考えよう / ちきりん ¥1,470

自分のアタマで考えよう

ちきりん / ダイヤモンド社

結構面白かった。 ゼロベース思考的な著者の発想法を垣間見られて、興味深かった。 ただ、この「思考力」ってヤツの重要性について、著者とは意見が合わんのよねえ。 個人的には思考力よりも知識を優先した方がいい場合が多い気がしてます。

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「投資で失敗したくない」と思ったら、まず読む本 / 深田 晶恵 ¥1,575

「投資で失敗したくない」と思ったら、まず読む本

深田 晶恵 / ダイヤモンド社

無難やね。 当たり前の安全運転。 前に読んだ『米国債を買え』みたいな面白さはないけど、為にはなる。

スコア:


競争の作法 いかに働き、投資するか / 齊藤 誠 ¥777

競争の作法 いかに働き、投資するか (ちくま新書)

齊藤 誠 / 筑摩書房

一回挫折したけど、気合を入れ直して読んだら、面白かった。 豊かさと幸福度をある程度割り切って数値化し、バブル崩壊後の景気変動と人々の幸福度の関係を説明していた。、、、ような気がする。 だいぶ前に読んだので、うろ覚え。

スコア:


マスカレード・ホテル / 東野 圭吾 ¥- (借りました)

マスカレード・ホテル

東野 圭吾 / 集英社

さすがの東野圭吾クオリティ。 人の描き方も、ストーリー展開も、よく出来てます。

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# by kamikawa00 | 2012-02-02 23:30 | 読書 | Trackback | Comments(0)
11月のまとめ
・11月に読んだ本
合計7冊。 ¥8,925

忙しい、忙しい。

日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 / 藤沢数希 ¥1,680

日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません

藤沢数希 / ダイヤモンド社

規制を撤廃して皆が自由に経済活動を出来るようにすることが、グローバル経済の中で日本経済が発展するためには必要です、という話。 世界と日本経済の関係をクリアに説明していて、興味深い。
個人的には、著者が主張するような自由主義的な考え方には賛成なんですが、この本みたいに論理的な説明をして人々を説得するなんて、無理なんだと思う。 「一時的には失業するかもしれないけど、労働市場が流動化するから、すぐに新しい職が見つかりますよ。その方が産業構造を時代に合わせて変化出来るので、社会全体としてはプラスですよね」的な。 これじゃ、失業するかもしれない人は説得できない。
人は面倒くさがりなので、全体に利益があることでも、自分が面倒を背負い込むなら、そのやり方はNOなわけで・・・ その点、本当に社会を変えたいなら、小泉元総理のやり方を学ぶのが近道だと思うな(笑)

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システム障害はなぜ二度起きたか / 日経コンピュータ編集 ¥1,575

システム障害はなぜ二度起きたか――みずほ、12年の教訓

日経BP社

正論。 ゆえに、つまらない。(笑)

スコア:



エレンの宇宙 / 羽馬 有紗 ¥1,659

エレンの宇宙

羽馬 有紗 / 技術評論社

ある電子エレンの視点から、宇宙の歴史をさかのぼる絵本。 いろいろ宇宙本を読んでるから、意味がわかるけど、これを初めて読む小学生は意味が理解できないかも。

スコア:



原発のウソ / 小出 裕章 ¥777

原発のウソ (扶桑社新書)

小出 裕章 / 扶桑社

原発事故の時に起こる事象とか、核燃料サイクルの問題点とかは正しいことが書かれてると思う。 でも、放射線の人体への影響とか議論があることを断定的に書いたり、火力発電との比較がちゃんと出来ているとは思えなかったり、結論ありきの姿勢に見えて少し残念。 ただ、そういう感想を持つのも、自分が原発は必要悪っていう結論を持っているからのような気がしていて、判断がつかない。 THE・優柔不断。 

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TPP亡国論 / 中野 剛志 ¥798

TPP亡国論 (集英社新書)

中野 剛志 / 集英社

前半は、説明の真偽はともかくとして、説得としては効果的な内容。 中盤は予断が多くて、がっかり。 後半は、『坂の上の雲』的な話なので、読む必要なし。

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仕事をしたつもり / 海老原 嗣生 ¥861

仕事をしたつもり (星海社新書)

海老原 嗣生 / 講談社

読んだつもり。

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この世で一番おもしろいミクロ経済学 / ヨラム・バウマン ¥1,575

この世で一番おもしろいミクロ経済学――誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講

ヨラム・バウマン / ダイヤモンド社

分かりやすい。 第一部で個人の最適化、第二部で二人の取引における最適化、第三部で多数の取引(市場)における最適化を取り上げる。 ちょっとずつ理論が拡張されていくのが、個人的な好みに合う。
ただ、市場供給曲線ってヤツが分からない。 商品の価格がいろんな価格の場合に、売り手たちが何個その商品を売りたいかをグラフ化したものなんだけど、これが全くもってピンとこない。 市場価格が高いとたくさん売りたくて、低いとあまり売りたくない、ってどういうことよ? 売り手は個人の利益を最適化しようと行動しているはずなのに、売る量を減らす理由が分からん。  製品単価が上がると、新規参入があるとか、生産ラインを利益率の高い商品に重点的に割り当てるとか、そういうことを言ってるのだろうか? うんむ、わからん。 他の商品なんて説明無いよ。
まあ、ひゃくぱー僕の勉強不足なんだろうけどね。

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# by kamikawa00 | 2011-12-03 13:01 | 雑感 | Trackback | Comments(0)
10月のまとめ
・10月に読んだ本
合計11冊。 ¥13,954

バラエティに富んでいるようで、富んでいない。

武器としての決断思考 / 瀧本 哲史 ¥681

武器としての決断思考 (星海社新書)

瀧本 哲史 / 講談社

タイトルと目次をチラ見して、購入。 読んでみると、ディベートの本だった。 あ、ディベートですか、そうですか、、、 これはこれで良いとも思いますが、読みたい本では無かった、ということだけ備忘録。 著者の本は、もう1冊だけ読むつもりです。

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お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ! / 加納 明弘 ¥1,890

お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!

加納 明弘 / ポット出版

末期がんを宣告された親父と息子の対談。 親父が全共闘時代について語る。
まず、親父の知性の深さに驚く。 戦前/戦後の時代背景から、なぜ全共闘運動が広がったのかとか、かなり興味深い。まあ、後知恵もあるハズなので、全部信じられるわけではないけれど、それでも「全共闘なんて、昔、団塊世代が無茶したんでしょ?」程度の知識の身としては、かなり生々しくて、面白かった。
あと、息子が萌えキャラで発言の度に吹くww 息子、海外留学→外資系勤務の人なんだが、統一教会に引っかかったり、アポロの月着陸がやらせだって本気で信じていたり、、、自身満々に頓珍漢な発言をするたびに、親父に窘められたりして。 。

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鬼物語 / 西尾 維新 ¥1,365

鬼物語 (講談社BOX)

西尾 維新 / 講談社

うーむ、今回は西尾先生、手を抜いたな。 全然切れが無い。 適当か。 主人公のキャラ変わり過ぎだし、若干引くわ。 まあ、次で化物語シリーズはとりあえず最終巻らしいので、期待はしてます。 締めはきちんとするという信頼感はある人なので。

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僕は君たちに武器を配りたい / 瀧本 哲史 ¥1,890

僕は君たちに武器を配りたい

瀧本 哲史 / 講談社

ちょっと新しい視点の自己啓発本。 今までの本との違いは、テクニック解説じゃなくて、ビジネスをタイプ分けして、生き方の方向性みたいなものを示そうとしている所なんだが、うーむ、自己啓発ブームを煽ってるんだか、批判してるんだか分からないな。

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あずけて! 時間銀行 ご利用は計画的に / いとう のぶき ¥600

あずけて! 時間銀行 ご利用は計画的に (角川スニーカー文庫)

いとう のぶき / 角川書店(角川グループパブリッシング)

他人の記憶に入って、その人のトラウマや悩みを解決する事で、時間銀行の残高(余命)を稼ぐ話。 全体的なストーリーは、まあ可もなく不可もなく。 面白いかと聞かれれば、う~む、悩むな。

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あずけて! 時間銀行 ご返済はお早めに / いとう のぶき ¥630

あずけて! 時間銀行 ご返済はお早めに (角川スニーカー文庫)

いとう のぶき / 角川書店(角川グループパブリッシング)

困難に直面する事で主人公が成長したり、イベントを重ねることでキャラ同士の絆が深まっていったりするのを丁寧に描いているのは、良かった。 こういうラノベもあるんですね。 『なれる!SE』も、こういう所をちゃんとやって欲しいんだけど。

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A3 / 森 達也 ¥1,995

A3【エー・スリー】

森 達也 / 集英社インターナショナル

麻原彰晃とオウム真理教が起こした事件について、いま一度考える本。 麻原を絶対悪と認識することで生じる思考停止と、そこから生じる日本人の変質への警鐘、みたいな話。 講談社ノンフィクション大賞受賞作。
一応、本書の結論として、あの事件は、弟子に危機感を煽られた麻原と、次第に暴走するようになる弟子たちとの相互作用が引き起こした、っつーのが提示されるんですが、この結論はあまりちゃんと論証されていない印象。 元信者である受刑者の発言を、素直に信用しすぎているようにも思う。 むしろ、あれだけの事件にも関わらず、ちゃんと論証できるだけの材料が集められないところに、問題の本質があるのだと思う。 当時のマスコミがあの事件が起きた原因をきちんと検証しなかったこと、裁判所が事件を慎重に検討せず、死刑ありきで裁判を進めているように見えること、などだ。
著者はそれがオウム事件によって煽られた危機感が先鋭化しているからだ、という視点に立つ。 で、個人的には、こっちのテーマの方に興味を持ってしまう。でもそれは、あの事件はもう終わったものとして、重要度が下がってしまったということでもあるわけで、、、

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仕事漂流 ― 就職氷河期世代の「働き方」 / 稲泉 連 ¥1,680

仕事漂流 ― 就職氷河期世代の「働き方」

稲泉 連 / プレジデント社

就職氷河期(90年代後半から00年代中頃)に社会に出て、転職を経験した8人の20歳代を、丁寧な取材の元、描いている。 人の考え方は、社会状況に否応なく影響を受けるわけで、同世代の空気感が良く出ている。 著者自身も取材対象の彼らと同世代であり、時代の空気を共有していたことが、この空気感を出すのに一役買っているに違いない。 個人的にも、就職氷河期世代なもんで、あの時周りを覆っていた「閉塞感」の一言では言い表せない雰囲気を思いだして、ドキッとなった。

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ふしぎなふしぎな子どもの物語 / ひこ・田中 ¥998

ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか? (光文社新書)

ひこ・田中 / 光文社

ドラクエからウルトラマンからガンダムから魔法少女から世界名作劇場から少年ジャンプから児童文学まで、あらゆる子供向け物語を横断的にぶち抜いて、その変遷を浮かび上がらせる。 テーマ選びが秀逸。
著者の守備範囲の広さには驚くばかりだけど、なんだか知識の博覧会のようになってしまったのは少し残念。 子供向けの物語で成長が描かれなくなったことは、社会学の一テーマとしてきちんと検証されるに値するものだと思うのだが、本書では、最後の5ページ位で、サラッと触れられている程度。 まあ、そのサラッと書かれている内容自体に対して反論はあまり無いのだけれど、もっと深く切り込んで欲しかった。 核心は外していないと思う。

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ぷりるん。―特殊相対性幸福論序説 / 十文字 青 ¥650

ぷりるん。―特殊相対性幸福論序説 (一迅社文庫)

十文字 青 / 一迅社

クラスのアイドルだの、血のつながらない妹だの、クラブの先輩だの、幼馴染だのとハーレム状態の主人公(笑)が、ちょっとしたボタンの掛け違えから人間関係をどんどん崩壊させていく話。 まあ、最後はリア充エンドなのだけど。
物語の終盤、主人公は周囲と当初とは違う形で関係を作り直すのだけど、主体的に何かをするわけではなく、巻き込まれ型なのは当初と変わらない。 ただ、何か不思議なカタルシスがあって、これは作者が上手いのか、僕がこういうシチュエーションに弱いだけなのか、よくわからない。 あ、でも主人公が唯一主体的に動いた事案に一切共感しなかったので、多分シチュエーション萌え(笑)

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証券会社が売りたがらない米国債を買え! / 林 敬一 ¥1,575

証券会社が売りたがらない米国債を買え!

林 敬一 / ダイヤモンド社

絶対トンデモ本だと思ったのに、意外とちゃんとした本だった(笑) 日本人の資産が直面するリスクに対する認識は、橘玲の著作『大震災の後で人生について語るということ』とほぼ同じなんだけど、それに対する対応が全く違って面白かった。
1.一般的な日本人の資産構成では、日本という国に資産を集中させ過ぎてきる。 2.日本には破綻のリスクがある。 3.日本が破綻すると、金利上昇と超円安とハイパーインフレが来る。 これらの共通認識の元、一方は世界株式全体への分散投資を勧め、もう一方は米国債への集中投資を勧める。 ちなみに、サラリーマンが投資するなら、安全性が高く、毎日価格を調べて一喜一憂しなくて良く、管理コストが小さい金融商品が良い、というところまで認識が一致していたりする。 ここまで同じ見解で、勧める投資先が全く逆とか、、、
分散投資というのは、多少分かりにくいのに対して、米国債は分かりやすいし、管理も楽そうで良い。 のだけど、アメリカの安全性をそこまで信用できるか、という問題がある。 申し訳ないが、個人的にはそこまで信用出来ない。
あと、世界の株式全体への分散投資って、資本主義の未来に賭けるってことなので、何となくそっちのほうがカッコいい(笑) ・・・というのは冗談。 『米国債を買え!』はロジックとしては面白いので、投資を考えたい人は、読んでみても良いと思います。

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# by kamikawa00 | 2011-11-04 00:10 | 読書 | Trackback | Comments(0)
【雑感】『機動戦士ガンダムAGE』を4話まで見たので感想
機動戦士ガンダムAGE』4話までの雑感。

1.
良くも悪くも、30代後半の父親が小学生の息子と一緒に見るために作られたアニメなわけで、それ以上でも、それ以下でもなく・・・という感じでした。 3話までは世界観の説明と、各キャラの顔見せ的な要素が強かったのですが、それなりにまとまっていて、悪くはなかった。

しかし、4話が良くない。 一気に、子供だましの茶番感が出てきて、醒めた。 少年の主人公が戦争に参加するのだから、本来の戦争の担い手である「大人」との関係をどう描くかが、物語にリアリティを出すための鍵だと思うのだけど、軍人と中学生が子供の喧嘩をするとか・・・。 なんだこれ?

低年齢向けという意味では、敵が人間じゃない(今のところ?)のも、腰が引けてるんじゃないかと思う。 人と人の殺し合いを、子供に見せて良いのか?という大人の事情が、働いているんじゃないかと思って、残念なところです。


2.
今のガンダム市場を支えているのは、初代ガンダム~逆襲のシャアあたりをリアルタイムで経験した30代なんだと思う。 彼らが年を重ねて資金力を持つようになったから、高価なガンプラやDVD-BOXなんかが売れるわけです。 初期のガンプラを300円で買っていた世代が、今や3000円以上のプラモを買うのです。 そりゃ、市場規模も拡大しようというもの。

ガンプラの軌跡

この事実は、今の低年齢世代をガンダム市場に取り込もうという動機につながっている。(主にバンダイさんの) そう考えると、今回のガンダムAGEという作品は、かなり戦略的なものになるハズです。(主にバンダイさんにとって)


3.
しかし、バンダイが狙ったとおりの効果を上げることができるかは、ガンダムAGEを「リアルで、エグくて、重い話」にできるか、に懸かっているのだと思う。 それを説明するには、なぜ人がガンダムを卒業しないのか?を考える必要がある。 たとえば、バンダイのもう一つのキラーコンテンツ「ドラえもん」を考てみる。 30代ともなれば、普通ドラえもんは卒業している。 一部マニアになる人もいるが、ドラえもん市場を支えているのは、今も昔も低年齢の子供たちだ。 ドラえもんを卒業した親が、子供に見せるようになるという循環が出来ているわけです。

それに対して、ガンダム市場の担い手というのはスライドしている。 ガンダムにハマった人は、ガンダムを卒業せずに、ずっとガンダムを消費し続けている。 このような市場において市場を拡大するには、今までとは違う客層を取り込むことが必要なわけです。 だから、古参ファンから非難轟々されつつ、格闘技するガンダムや、大きなお姉さん向けのガンダムや、子供向けのガンダムが作り続けられる理由なのです。(いや、宇宙世紀のガンダムも作り続けられてるんだから、良いじゃないですか・・・。)

話が逸れましたが、要はなぜドラえもんは卒業するのに、ガンダムは卒業しないかといえば、ガンダムが「リアルで、エグくて、重い話」だからです。 こういう話は、刺さる人には深く刺さって抜けない。 だから、大人になっても、卒業せずに消費を続けるのです。


4.
ガンダムAGEを低年齢向けのライトなガンダムと位置付けると、たぶん失敗する。 ライトな内容は、広く受けるかもしれないけど、視聴者が成長すると卒業してしまう。
それに対して、エグいガンダムが、広くは受けないかもしれないけど、刺さる人には深く刺さる。 バンダイが欲しい消費者ってこっちなんじゃないのかな?
ガンダムって、「ドラゴンボールは卒業しました」系の擦れた人向け。


5.
感想を書くことを、強いられているんだ!!!!

# by kamikawa00 | 2011-10-30 23:09 | 雑感 | Trackback | Comments(0)
【雑かn・・
かみかわ 28歳 冬
己の発想力と文章力に限界を感じ悩みに悩み抜いた結果
彼がたどり着いた結果(さき)は
感謝であった
自分自身を育ててくれたブログへの限りなく大きな恩
自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが

一日一万字 感謝のブログ更新!!

気を整え 拝み 祈り 構えて 打つ
一連の動作を一回こなすのに当初は5~6秒
一万字打ち終えるまでに初日は18時間以上を費やした
打ち終えれば倒れる様に寝る
起きてはまた打つを繰り返す日々

2年が過ぎた頃 異変に気付く
一万字打ち終えても 日が暮れていない
齢30を越えて 完全に羽化する
感謝のブログ更新 1時間を切る!!
かわりに 祈る時間が増えた

山を下りた時 かみかわの打鍵は
キーボードを置き去りにした




・・・いや、嘘ですが。

# by kamikawa00 | 2011-10-06 23:17 | 雑感 | Trackback | Comments(0)
9月のまとめ
・9月に読んだ本
合計7冊。 ¥5,922

ライトノベル多し。

投資ミサイル / 竹内 謙礼、青木 寿幸 ¥1,365

投資ミサイル

竹内 謙礼 / PHP研究所

前作『会計天国』が面白かったので、読んでみた。 投資をキーワードに、会社における事業投資、株式投資、不動産投資など、幅広くお取扱い。 しかし、イマイチ。 前作は実際に事業が動いている感じがしたけど、今作はなんというかひたすら会話している印象。 机上の空論感が隠せない感じ。

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ドッペルゲンガーの恋人 / 唐辺 葉介 ¥1,208

ドッペルゲンガーの恋人 (星海社FICTIONS)

唐辺 葉介 / 講談社

死んだ彼女のクローンに、生前の記憶を移植して甦らせたらどうなる?ってな話。 彼女側の心情の推移は、ありがちだけど真っ当なものなんだが、彼氏側の心情が狂気がかっていて、かなり気持ち悪い。 しかも、その狂気が彼女にも伝染していくという、話自体も気持ち悪い。 いや、面白いんですけどね。

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少女不十分 / 西尾 維新 ¥882

少女不十分 (講談社ノベルス)

西尾 維新 / 講談社

相変わらず西尾維新スゴイね。 まさか、この小説のネタを10年前から暖めていたのだとしたら、伏線張り過ぎでしょう。(笑) あと、西尾小説が「頭のおかしな人間が、頭のおかしなままに、幸せになる話」っていうのは、言い得て妙だなと思った。

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勇者と探偵のゲーム / 大樹 連司 ¥650

勇者と探偵のゲーム (一迅社文庫)

大樹 連司 / 一迅社

ある街で人工的に繰り返される物語のうちの一つを記録する「ぼく」の物語。 作中の「物語」を「記録」することが「物語」として昇華し、最終的には読者まで拡張されるという構造。 よく考えられてます。 まあ、作者が「お前等、こういうの好きなんだろ?」って言っているようで、読後感は、ちょっと気持ち悪い。

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なれる!SE 5 / 夏海 公司 ¥557

なれる!SE 5 (電撃文庫 な 12-10)

夏海 公司 / アスキー・メディアワークス

うーむ、面白くない。期待しているシリーズなので、非常に残念。炎上プロジェクトを主人公桜坂君(社会人一年目)のスーパーすぎる閃きで解決するのはいつもの事だし、このシリーズの本筋なので、何も言うまい。ただねぇ、その解決までのプロセスがすっ飛ばし過ぎ。これじゃ主人公、ただの天才でしょ。 成長過程を描こうよ、成長過程を。 その絡みで言うと、キャラクターの描き方もイマイチ。例えば、主人公の教育係の室見がどういう人物なのかが一つの謎なんですが、その提示の仕方にもうひと工夫欲しい。 「プライベートな質問にちゃんと答えられなかったから変な人」とか、どんだけ安直なのよ。これが西尾維新だと「目の前で友達が交通事故で死んだのに、やっていた携帯ゲームをセーブしてから友達のところに駆け寄って泣き崩れる少女」みたいに、読んだ瞬間に異常性がわかる書き方をする。 ただまあ、データセンター作業の描写はリアルで良かった。あれって機器の設定じゃなくて、そこに行きつくまで不備があると怖い。 入館申請が出てない、物品が足りない、ログインバスワードが分からない。この辺はトラブルは、現場の人間ではリカバリしようが無いんだよねえ。

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灼熱の小早川さん / 田中 ロミオ ¥600

灼熱の小早川さん (ガガガ文庫)

田中 ロミオ / 小学館

クラスの空気と闘う女子高生・小早川さんと、空気に上手くのる術を心得る主人公のラブコメ。 うーむ、微妙。普通の人が空気を読むことで起こる群集心理とその怖さ、これは結構良かった。でも、主役二人の関係は端折りすぎ。最後、ポカ~んとしてしまった。それにしても、「小早川千尋の朝はやや早い。 六時に起床して最初にすることは、インターネット掲示板を荒らすことである。 世の中、わかってない奴が多い。 ちょっと揉んでやる。」 →なんだ?このヒロイン、新しい・・のか⁉(笑)

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AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ / 田中 ロミオ ¥660

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

田中 ロミオ / 小学館

中二病(邪気眼?)を卒業し高校デビューに成功した主人公と、絶賛中二病中女子高生の学園ラブコメ。『灼熱の小早川さん』は微妙だったけど、こっちは面白かった。人間関係ちゃんと書けるのに、勿体無いなあ→小早川さん。 剣だの魔法だのと真性のファンタジーではなく、それにかぶれた高校生達の話なので、いわゆるメタ小説の類。つまり、少なくともそういうのを卒業した読者を想定しているわけで、嫌いじゃないけど、何かスッキリしない。 「自分は中二病を卒業したと思ってるお前等、こういうの好きなんだろ?」って言われた感が半端ない。この辺の感想、『勇者と探偵のゲーム』と同じ。まあ、これからもずっと思うんでしょうな、中二病のニキビ跡みたいなもので。

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# by kamikawa00 | 2011-10-02 11:26 | 雑感 | Trackback | Comments(0)
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